理学部
令和3年5月現在
部員構成
- 高校3年生
- 男子3名
- 高校2年生
- 男子5名 女子3名
- 高校1年生
- 男子3名
活動内容
活動日は、月曜日~金曜日午後18時まで 飼育当番あります。
活動場所は 生物教室です。
週末は、磯観察や自然博物館、水族館にも行きます。
自分が好きな動物を飼ってみたり、新しい発見につながります。
そのほか、さまざまなコンテストにも積極的に参加しています。
理学部では、紀ノ川下流の止水域における水生生物の調査を行っています。
毎月1回、紀ノ川に罠を仕掛けたり投網を打ったりすることで水生生物を採捕し記録をとっており、現在は数十種類の生物を確認することに成功しています。
令和4年度の調査を見込んでもらい、東京動物園協会野生生物保全基金からご支援をもらったことで、令和5年度は前年度と比べ調査を拡大することができました。
これまでの調査で得られた結果を、和歌山県立自然博物館の平嶋健太郎氏の助言をいただきながら、形になるようまとめています。(令和5年11月13日現在)
本クラブに所属する2年生の脇本総志さんは、小さい頃から魚に興味を持ち自分自身で和歌山の海に生息する魚について調べています。その結果、本州初記録の魚(クロマスクやキテンハタ)を発見し、当時、和歌山県立自然博物館の國島大河氏(現在は摂南大学農学部に所属)とともにIchthyに2つ論文を書いています。また、南紀生物同好会の会誌「南紀生物」にも彼の採ったヒメツバメウオの写真が掲載されています。
また、令和4年度のサイエンスキャッスル関西大会にて、2年生の山木大馳さんを中心にポスターセッションを行い、奨励賞をいただきました。
この大会を主催している株式会社リバネスが毎期発行する「教育応援」という冊子のvol.59にも、理学部の研究が紹介されました。
今後は、この研究を形に残し、30年前の文献と比較しながら論文として発表できたらと考えています。
もし興味のある方がいましたら、1棟3階の生物教室に見に来てください。
飼育動物
メリベウミウシ、ウミホタル
タモロコ、ギギ、ムギツク、モツゴ、ヌマムツ、ヌマエビ、ドジョウ、メダカ、スジエビ
ハゼ、ハギ、ウメボシイソギンチャク、
ニホントカゲ、コケ類 カビ、酵母など
成績等
2019年 青少年のための科学の祭典 おもしろ科学まつり 和歌山大会 県知事賞
2020年 青少年のための科学の祭典 おもしろ科学まつり 和歌山大会 特別賞
部員から
生物室にて、生物や化学を中心とした研究を主に行っています。
<今までに行った研究>
・酵母の分解能力や紀ノ川の生態系の研究。
<最近行っている活動>
・酵母にUVを照射し、ストレスを与えることでデンプン分解能がどのように変化するかを研究する。
・水族館や博物館の訪問。
・ウミホタルや淡水魚、トカゲの飼育。
<今後したいこと>
・いろいろな生物の飼育栽培。
・酵母のでんぷん分解能を高める研究。
・紀の川の外来種についての調査。
・育てた藍による生葉染め。
・ウミホタルの安定した飼育方法の模索。