ご挨拶
和歌山県立向陽中学校・高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
向陽高等学校は、大正4年(1915年)、日前神宮・國懸神宮の杜に隣接した自然豊かな地に創立された旧制海草中学校を前身とする、今年で109年目を迎える歴史と伝統のある学校です。これまでの卒業者数は36,000人を超え、多くの方々が国内外の様々な分野においてリーダーとして活躍しておられます。また、平成16年(2004年)には県内の公立校では初めてとなる中学校(向陽中学校)が併設され、6年間にわたり、充実した内容の中高一貫教育を展開しています。
本年度の生徒数は、中学校と高等学校を合わせて1,100人を超え、県内有数の大規模校となっています。生徒たちは建学以来の精神を受け継ぎ、校訓である「自彊不息」、「質実剛健」、「文武両道」のもと、学業とクラブ活動や生徒会活動、学校行事などの諸活動に一生懸命に取り組み、向陽生としてそれぞれの青春を存分に謳歌しています。
本校の特徴的な取組の一つとして、文部科学省指定「スーパーサイエンスハイスクール(SSH))」があります。昨年度からは中・高合同の指定研究となり、今まで取り組んできた理科・数学等に重点を置いた課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験を継続しながら、研究の内容をさらに充実させていきます。エネルギーに関するグループ研究やゴミ問題に関する個人研究などの課題研究のほか、ナショナルトラスト先駆けの地である天神崎での海の生物観察、みさと天文台での星空観察、ビオトープ孟子での里山に生きる生物観察、修学旅行で訪れる清里・酪農体験、富士山・樹海体験など、校外での学習の機会もたくさんあります。
国際交流活動が活発であることも本校の特徴の一つであり、現在は主に英国と台湾の姉妹校との交流活動を通して異文化理解教育を推し進めています。このような教育活動に取り組むことにより、生徒たちには、将来、国際化する社会でグローバルな視野をもって活躍できる人材に育ってくれることを期待しています。
本校は、夢の実現に向かってひたむきに努力する生徒を、情熱を持った教職員がしっかり鍛える教育を実践してまいります。今後とも、皆さま方のご支援、ご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
令和6年4月
和歌山県立向陽高等学校
和歌山県立向陽中学校
校 長 松 本 泰 幸